福島市 浄土平天文台の案内
JODODAIRA ASTRONOMICAL OBSERVATORY
(福島天文同好会編集)
各々の写真をクリックすると、大きな画像が呼び出せます。
★ 標高1600mの浄土平にあります。
★ 口径40cmの反射望遠鏡と、15cmの屈折望遠鏡が、
直径5.5メートルのドームの中にあります。
★ 太陽望遠鏡があります。
★ アストロ犬チロ座像や隕石などが展示してあります。
■ 浄土平は磐梯朝日国立公園内の標高1600mの高地に位置し、
周辺の空気が清浄で光害も少ない
ことから、天文マニアに好評な
「スターウォッチングポイント」となっています。
■ 「福島市 浄土平天文台」は、この恵まれた環境へ1993年にオープンした、
日本一高い所にある
公開天文台です。
ドーム内部 ドーム内部
■ 日中は、星を観ることができませんが、そのかわり太陽望遠鏡が
活躍します。
プロミネンス専用望遠鏡と太陽黒点専用望遠鏡のペアです。
地球の数倍もあるプロミネンス(太陽の炎)が、1階展示室の大型モニターで
観れるかもしれません。
太陽望遠鏡
■ ところで、展示室には興味深い資料が色々ありますが、
まずは「チロ」とのご対面としましょうか。
天文ファンの間で伝説になっている「星空への招待」。
1975年から10年間、この浄土平で行われたイベントの世話人(犬)代表として、
全国の天文ファンから親しまれたアストロ犬「チロ」の座像がまってます。
「チロ」のお話は、本となり、「星になったチロ」(藤井旭/ポプラ社)として
出版され、小学校の図書室にも備えられていると思います。
言うなれば、「チロ」は、浄土平にやってくる天文ファンの守護神(犬)ですね。
チロ像 チロ像
■ また、天文台には、3種類の隕石が展示してあります。
中でも1番大きな「ギベオン隕石」は、結晶の美しい文様が感動的です。
この文様は「ウイッドマンステッテン模様」とよばれるもので、世界中の隕石の中で、
「ギベオン隕石」の文様が一番美しいといわれてます。(南アフリカ、ギベオン地方)
「アエンデ隕石」は、メキシコに落下した「炭素性の隕石」で、貴重なものです。
「バリンジャー隕石」は、アメリカのアリゾナ砂漠に役3万年前に落下し、直径
1.2kmのアリゾナ隕石孔を作りました。
■ 展示室の上を見上げると、そこには「太陽系惑星立体模型」があります。
「水・金・地・火・木・・・」と、指差している姿がよく見受けられます。
壁にある、太陽の大きさにも注目してください。
■ 展示室には、たくさんの「天体写真」が展示してあります。
これらは、天文台の豊島台長が撮影した、
すばらしい作品群です。
ギベオン隕石 太陽系惑星立体模型 天体写真展示
★ 各種データ
・ 天文台の位置 北緯 37°43′14″
東経140°15′27″
標高 1575m
・ 開館期間 4月下旬〜11月上旬(磐梯吾妻スカイラインの通行可能期間)
・ 開館時間 10:00〜17:00
・ 休館日 毎週月曜日(祝日の場合はその日以降の祝日でない日)
・ 夜間開館 毎週水曜・土曜日(雨天・曇天中止)
20:00〜22:00(6・7・8月)
19:00〜21:00(上記以外)
(夏休み期間中は追加開館も企画(雨天・曇天中止))
(磐梯吾妻スカイラインが、夜間通行止めの期間を除く)
・ 入館料 無料
トイレは公衆トイレを利用のこと。
ゴミは持ち帰りのこと。
飲食・喫煙は行わないこと。
・主要観測機器
口径40cmカセグレン式反射望遠鏡
口径15cm屈折望遠鏡
口径10cmプロミネンス専用望遠鏡
口径 6cm太陽黒点専用望遠鏡
口径15cm大型双眼鏡
口径7.6cm屈折望遠鏡(フローライト) 数台
口径 5cm双眼鏡 数台
など
・ドーム 直径5.5m 電動式360度回転 片開きドーム
・主要展示品
アストロ犬「チロ」座像
隕石(3種)
太陽系惑星立体模型
天体写真
・問合せ п@0242-64-2108
福島市土湯温泉町字鷲倉山浄土平地内
*開館期間外 福島市観光コンベンション推進室 п@024-535-1111
〒960-8601 福島市五老内町3-1
★ ご注意 ★
・山の夜は、夏でもとても冷え込みます。防寒具の準備をしてください。
夏休み中でも、10月の夜と同じと思ってください。
風が吹くともっと寒くなります。
・天文台のまわりには、星空を楽しんでいる人たちがいます。
不要なライトは、つけないでください。
(天体写真を撮っている人達には、大問題です。)
・浄土平(吾妻山)周辺は、国立公園です。
植物を採ったり、ゴミをすてたり、花火を上げたり、大きな音をたてたり、
犬を放したりしないようにお願いします。
■ 「福島市 浄土平天文台」は、「浄土平ビジターセンター」の隣にあります。
■ 「福島市 浄土平天文台」は、福島市の観光コンベンション推進室が担当です。
■ 以上、福島天文同好会編集による、天文台情報でした。